ゴルフの上達に欠かせない身体能力とは?
ゴルフの上達には、「均衡性(バランス)」と「柔軟性・可動性」、そして「連動性」の3つの運動能力が求められます。
一言で説明しますと、均衡性は、バランスのよい身体。
柔軟性・可動性は、動かしやすい身体。
連動性は、スムーズに動かせる身体です。
では、この3つの身体能力を高めるには何が必要でしょうか?
それは「姿勢の改善」です。
当ゴルフスクールでは、レッスンの前に必ず行う「ゴルフフィットネス」という運動プログラムで「姿勢の改善」を施しているわけです。
それぞれを、更に詳しく見ていきましょう。
まず均衡性ですが、身体バランスが整うと運動能力が向上します。
どうして身体バランスが整うと、運動能力が向上するのでしょうか?
それは人間の頭の重さに秘密があります。
そして、それは歯の噛み合わせも大いに関係があります。
詳しい解説はここでは割愛しますが、トップアスリートでバランスの悪い選手はいませんよね。
トップアスリートではない一般ゴルファーでも、身体バランスを良くすることで、運動能力はもっと向上するのです。
そして、そのポイントは軸とコア(重心)です。
次は、柔軟性・可動性です。
皆さんご存じのように、ゴルフは縦軸を中心とする横方向の回旋運動ですが、無理に回そう、無理にねじろうとするのは問題です。
動きにくい身体を解きほぐし、動きやすい身体にすることが先決です。
そして、筋肉の柔軟性が許す範囲、関節の自然な可動域の範囲内で、無理なくスイングすることが大切です。
最後に連動性です。
これは少々聞き慣れない言葉かもしれませんが、連動性とは、身体の各部位がお互いに連携し、協調し合い、スムーズな運動を実現させる能力のことです。
「コーディネーション能力」ともいいます。
ゴルフの上手な人のスイングは、とても滑らかで美しいものです。
ゴルフの上達に必要な「正しいスイングの獲得」は、技術論だけを追い求めても片手落ちです。
人間の根本的な部分、”姿勢”を改善し、「均衡性」「柔軟性」「連動性」の3つの身体能力を高めることが、その第一歩となるのです。
(文:小森)