現在人は、生活の利便性や交通機関の発達により運動不足に陥っています。
更にIT技術の発達により、移動をしなくてもリモートで人と顔を見ながらコミュニケーションが図れるようになりました。
そのことで、より運動不足に拍車がかかっています。

■マッサージでゴルフの上達を

ゴルフスクールにお越しいただくお客様の中にも、レッスンの時にしか運動しないという方は少なくなく、比較的若い、現役のビジネスマンの方ほど、体がガチガチになっているケースが多いように思います。
そのような方には、レッスン前に必ず行う運動プログラム「ゴルフフィトネス」をいつもより念入りに行っていただきます。
また、私はタイ古式マッサージのライセンスを持っていますので、コリや痛みが酷い方には、打席のイスに座った状態でできる簡単なマッサージを施すこともあります。
これは、ゴルフの打球練習でケガをしないための予防の意味と、スイングの妨げとなるカラダの不調を解消し、身体パフォーマンスを高め、楽しくゴルフレッスンを受けていただくという2つの意味があります。

■ゴルフを通じて健康で元気な社会を

しかし、ゴルフの練習場では得られないゴルフの健康効果があります。
それは、緑の中でプレーする「森林浴」による健康効果です。
森林浴は「フィトンチッド」という植物からでる揮発成分により、リラックス、癒し、ストレス軽減といった効果に加え、気力・活力などのエネルギー回復、自律神経のバランス向上、血圧や脈拍の低下、免疫力アップなどの効果があります。

このようにゴルフには、歩くことによる健康効果にプラスして、骨を丈夫にする骨粗しょう症予防の効果や、脳を活性化する認知症予防の効果、更には癒しやストレス解消、自律神経系の向上、免疫力アップなどの効果があり、健康の保持・増進にとても効果的であることがお分かりいただけたと思います。

また、ゴルフは年齢や性別、ゴルフの腕前に関係なく一緒に楽しめるため、交友が広がります。
交友を広げることでゴルフ仲間が増え、コミュニティ形成にも役立ちます。
つまり、ゴルフは健康の保持・増進に役立つだけでなく、社交性を育み、社会的にも健康的なスポーツといえるのです。

ゴルフは、年齢を問わずに始められる生涯スポーツです。
故に「人生100年時代」を象徴するスポーツといえるでしょう。
より多くの人にゴルフを楽しんでいただき、ゴルフを通じて健康で元気な社会を作っていきたいと思います。

(文:小森)